top of page

グラストンテクニックとは

グラストン・テクニックは、癒着(ゆちゃく)が生じた軟部組織(筋膜など)をリリースする施術です。

このテクニックは身体各部の異なる組織・形状・弯曲に沿うようにデザインされたステンレス・スチール製の器具を用います。この器具を使用することにより、軟部組織の機能障害を正確にまた、特定的に感知し治療することが可能になります。

 

グラストン・テクニックは筋膜や筋肉、腱、靭帯といった軟部組織の治療のために発明された特許技術です。我々のカラダは筋肉だけでなく、骨、腱、靭帯、内臓器官、血管、神経などのあらゆる構成要素も「膜」で包まれてています。「膜」は上記の構成要素をそれぞれの適正な場所に位置するように支えている組織です。「膜」の主成分はコラーゲン繊維と弾性繊維が合わさったものでできており、伸縮性に富んでいます。

 

「筋膜」つまり筋肉を覆う膜を例にすると、姿勢の乱れなどからくる緊張や血行不良、もしくは筋肉の使いすぎによるストレスなどによって短くなったり硬くなったり、癒着を起こしたりします。筋膜の癒着が起こると、その部位に可動域の制限が生じ、多くの場合、痛み・筋力低下・機能制限をもたらします。さらに筋膜はあたかもクモの巣のような構造で体中に張り巡らされているため、癒着・変形した筋膜はその部位だけにとどまらず身体全体の構造にも影響を与えることがあります。たとえば筋膜の癒着が腰部に起こった場合、それによって首の動きが制限され、二次的に首に障害を起こすこともあるというわけです。

グラストンテクニックの効果

外傷、血行不良、筋肉の過度な使用等によって、体内でキズついた「膜」は、体表面のキズのように外気に触れることがないので「かさぶた」を作ることがありません。回復の過程で隣接する「膜」と癒着を起こすことが多々あります。このような癒着のリリースを行うには、どうしても手技では限界があります。グラストン・テクニックを導入することにより、ピンポイントでの癒着リリースが可能となりました。

 

グラストンテクニックの適応

グラストン・テクニックで改善が期待できる病院などで診断される

一般的な症状の代表例は下記です。

 

・内側上顆炎 (Medial Epicondylitis/osis)

・外側上顆炎 (Lateral Epicondylitis/osis)

・手根幹症候群 (Carpal Tunnel Syndrome)

・頚部痛と腰部痛 (Neck and Back Pain)

・足底腱膜炎 (Plantar Fasciitis/fasciosis)

・肩回旋腱板炎 (Rotator Cuff Tendinitis)

・膝蓋腱炎 (Patellar Tendinitis)

・後脛骨筋腱炎(Tibialis Posterior Tendinitis)

・踵痛 (Heel Pain)

・ド・ケルヴァン症候群(母指腱鞘炎) (De Quervain's Syndrome)

・手術後と外傷性瘢痕 (Post-Surgical and Traumatic Scars)

・筋筋膜性疼痛と制限 (Myofascial Pain and Restrictions)

・腸脛靭帯症候群 (IT Band Syndrome)

・手関節腱炎 (Wrist Tendinitis)

・瘢痕組織による可動域減少 (Reduced ROM Due to Scar Tissue)

・アキレス腱炎 (Achilles Tendinitis)

 

もちろん、病院では診断名がつくことのない、慢性的な肩こり腰痛膝の痛みにも効果があります。

 

上記に加えグラストン・テクニックは以下のスポーツの現場でも効果を発揮します。

 

・競技前ウォームアップ (Pre-Competition Warm-Up)

・競技後回復 (Post-Competition Recovery)

 

 

Please reload

bottom of page